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江戸時代末期から明治時代中期にかけて、現在の蒲生郡日野町に居住していた賀来春齋(壽平)の出身地、生没年、日野に移住した時期を知りたい。(滋賀県立図書館)

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『近江蒲生郡志 巻8』の賀来春齋の部分によりますと、「(前略)其先は豊後国賀來郡に住す依て氏とす、後ち豊前国宇佐郡佐田村に住したり、春齋西洋の醫術を修し天保年中日野に來り業を創む(後略)」とあります。生年の記載はありませんでしたが、没年は「明治二十四年四月十七日」とあります。また、『近江日野町志 巻下』の賀来壽平の部分には「(前略)文化六年三月二十九日佐田に生る。初め兄輔世に従ひて醫を學び後京師に遊び更に醫術を修め業成るに及び天保年中母を奉じて近江日野に來り住居す。(後略)」とあります。なお、豊後国賀來郡は現在の大分県大分市の一部で、豊前国宇佐郡佐田村は市町村合併で福岡県甘木市に編入されたあと、現在は朝倉市の一部になっています。また、生年の文化6年は西暦では1809年、没年の明治24年は1891年です。 参考資料: 1 近江蒲生郡志 巻8 蒲生郡役所∥編集 蒲生郡役所 1922年 S-2140-8 p.866-868, 参考資料: 2 近江日野町志 巻下 日野町教育會∥編 日野町教育會 1930年 S-2145-3 p.641-644, 参考資料: 3 角川日本地名大辞典 44 大分県 「角川日本地名大辞典」編纂委員会∥編 角川書店 1980年 R-2910-44 p.248-249, 参考資料: 4 角川日本地名大辞典 40 福岡県 「角川日本地名大辞典」編纂委員会∥編 角川書店 1988年 R-2910-40 p.617, 参考資料: 5 全国市町村要覧 平成24年版 市町村要覧編集委員会∥編 第一法規 2012.11 R-3180-セ p.380,

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