おもに「進化」「古生物」「生物」の書架から紹介。 ①『ゾウの耳はなぜ大きい?』クリス・レイヴァース著(早川書房2002) 過去から現在まで、あらゆる生物を扱った進化の本。巻末に参考文献(外国語)多数。 ②『大絶滅』Douglas.H.Erwin著(共立出版2009) ベルム紀末の大絶滅を取り上げた本。 ③『大量絶滅がもたらす進化』金子隆一著(サイエンス・アイ新書2010) 後半で、大量絶滅下にあった様々な生物を取り上げているが、ほとんどは環境の変化を原因としている。著者はサイエンスライター。巻末に参考文献あり。 ④『進化の想像力』 J.H.ライヒホルフ著(青土社1999) 7章「巨大トカゲの終焉」に、進化の巨大化のデメリット等の説明があるが、そのことが絶滅に結びついたという結論ではない。巻末に参考文献(外国語/日本語で簡単な説明補記) その他、参考として ⑤『生き残る生物 絶滅する生物』 泰中啓一他著(日本実業出版社2007) 入門書的な解説書で、足の長短によって捕食を免れるかどうかが決まるアーノルドトカゲの実験等の紹介がある。 ⑥『絶滅野生生物の事典』 今泉忠明著(東京堂出版1995) 各種の絶滅や絶滅危惧種の動物の説明があるが、原因は人間の乱獲などがほとんど。 *特定の器官や機能が過剰な進化をしたことにより絶滅したという理由はあまり探せず、古生代なら急激な環境変化、近年なら人間による乱獲などの理由のよう。また専門書(学術文献)ではあまりみつけることができなかった。
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