歌人、能書家。正岡子規に「万葉集以来唯一の歌人」と評された。 1800年(寛政12)に岡山藩士平尾長春の子として生まれ、岡山城下富田町で育った。 1832年(天保3)脱藩し、平賀左衛門太郎源元義と名乗って、備前、備中、美作などを放浪し、多くの万葉調の歌を作った。書を能くし、奔放純情で奇行が多かった、と伝えられる。 生涯不遇の人で、学才を認められた矢先、岡山市長利の路傍で卒中のため急死した。 【参考資料(岡山県立図書館所蔵)】 墨汁一滴」(日本新聞連載、明34) 「恋の平賀元義」(羽生永明著、昭53) 「平賀元義家集」(有元稔著 岡山吉備史談会、明39) 「平賀元義集」(森田義郎編、彩雲閣、明41) 「註解平賀元義歌集」(羽生永明著、古今書院、大14) 「評釈平賀元義歌集」(尾山篤二郎著、素人社書屋、昭4) 「平賀元義名歌評釈」(文正社書店、昭8) 「平賀元義短歌傑作選」(平野書店、昭9) 「平賀元義歌集」(岩波・改造文庫、昭13) 「平賀元義歌集」(角川文庫、昭34) 「平賀元義研究」(湯本喜作、角川書店、昭和41) 「平賀元義評伝」(秋山三六二刊、昭6) 「平賀元義論考」(紺屋・作著、短歌新聞社、昭54) 「平賀元義の歌」(杉鮫太郎著、合同新聞社、昭19) 「平賀元義歌と書」(同刊行会編、集英社、昭55)
参考資料:『墨汁一滴』, 日本新聞, 1901
羽生永明著『恋の平賀元義』, 1978
有元稔著『平賀元義家集』, 岡山吉備史談会, 1906
森田義郎編『平賀元義集』, 彩雲閣, 1908
羽生永明著『註解平賀元義歌集』, 古今書院, 1925
尾山篤二郎著『評釈平賀元義歌集』, 素人社書, 1929
『平賀元義名歌評釈』, 文正社書店, 1933
『平賀元義短歌傑作選』, 平野書店, 1934
「平賀元義歌集」『改造文庫』, 岩波書店, 1938
「平賀元義歌集」『角川文庫』, 角川書店, 1959
湯本喜作『平賀元義研究』, 角川書店, 1966
野田実著『平賀元義評伝』, 秋山三六二, 1931
紺屋□作著『平賀元義論考』, 短歌新聞社, 1979
杉鮫太郎著『平賀元義の歌』, 合同新聞社, 1944
同刊行会編『平賀元義歌と書』, 集英社, 1980,
備考:M2004103011280243306
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