画家、詩人。邑久郡本庄村佐井田(現邑久町)の酒屋に生まれた。 上京後、早稲田実業学校に入学するが専攻科を中退し、文筆と絵の仕事をつづける中、新聞の挿絵で人気を得、絵はがき「月刊夢二カード」「夢二画集」などを発行した。大きな瞳に憂いをふくんだ独特の表情をした女性「夢二式美人」を描く画家として知られ、「山へよする」「女十題」「長崎十二景」など数々の傑作を残した。また、感傷的な詩文でも知られ、「宵待草」は曲がつけられ、全国に広がった。 23歳の時に岸たまきと結婚し二児をなすが、その後、笠井彦乃と結ばれた。しかし、4年ほどで彦乃は病に倒れ、彦乃をなくした夢二はそののち数々の女性を愛したことでも有名である。1931年、アメリカ、ヨーロッパへ渡るが帰国後健康を害し、1934年、波乱の一生を終えた。 【参考資料(岡山県立図書館所蔵)】 「竹久夢二」(ノーベル書房、昭43) 「惜しみなき青春 竹久夢二の愛と革命と漂白の生涯」(ノーベル書房、昭44) 「竹久夢二抄」(尾崎左永子、平凡社、昭58) 「竹久夢二」(青江舜二郎、東京美術、昭46) 「竹久夢二」(木村毅、明治文献、昭43) 「夢二追憶」(宇佐美雪江、文芸春秋、昭47) 「竹久夢二」(長田幹雄編、昭森社、昭50) 【画集(岡山県立図書館所蔵)】 「竹久夢二名作全集」全三巻(栗田勇編、山陽新聞社、昭58) 「竹久夢二画集」(長田幹雄編、講談社、昭47) 【詩・文集(岡山県立図書館所蔵)】 「気の弱い一市民の手記」(五月書房、昭53) 「見せられない日記」(組合書店、昭32)
参考資料:「竹久夢二」(ノーベル書房,昭和43年)
「惜しみなき青春 竹久夢二の愛と革命と漂白の生涯」(ノーベル書房,昭和44年)
尾崎左永子「竹久夢二抄」(平凡社,昭和58年)
青江舜二郎「竹久夢二」(東京美術,昭和46年)
木村毅「竹久夢二」(明治文献,昭和43年)
宇佐美雪江「夢二追憶」(文芸春秋,昭和47年)
長田幹雄編「竹久夢二」(昭森社,昭和50年),
備考:M2004103016233143315
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