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「海国兵談」(林子平)の中に尖閣諸島のカラーの地図がある。この地図を見たい。(埼玉県立久喜図書館)

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所蔵資料の『海国兵談』には地図の掲載はなかった。 林子平に関する資料のうち、地図の掲載のあった以下の資料を紹介した。 『海国兵談・三国通覧図説』(林子平〔著〕 宝文堂出版販売 1977)  『海国兵談』は地図なし。  『三国通覧図説』は付図「琉球三省并三十六島の図」などカラー5枚あり。 『林子平展 その生涯と思想 企画展図録』(仙台市博物館編 仙台市博物館 1992)  p10「日本遠近外国之全図 林子平自筆」カラーあり。  p20解説に、「子平の代表的著書『三国通覧図説』の中の付図「三国通覧與地路程全図」の原図とも言うべきもの」とあり。  p12に仏語訳『三国通覧図説』の写真あり。仙台市博物館所蔵。国立国会図書館東京本館にもあり。  p24「出陳資料目録」に『海国兵談』『三国通覧図説』の所蔵者名あり。 回答プロセス:『海国兵談』『三国通覧図説』の所在を調査する。 『国書総目録 補訂版 2』(岩波書店 1989)  p19-20〈海国兵談 かいこくへいだん〉の項あり。巻数は「16巻」。成立年は「天明6自序」とあり。 『国書総目録 補訂版 3』(岩波書店 1990)  p778〈三国通覧図説 さんごくつうらんずせつ〉の項あり。巻数は「1冊5葉」。成立年は「地図天明5・解説同6刊」とあり。版本の「天明5・6版」の欄に所蔵館の記載あり。  p869〈三隣輿地図説 さんりんよちずせつ〉の項あり。巻数は「1巻」。成立年の記載なし。写本の欄に「京大(無人島説・蝦夷誌・寛政元年蝦夷蠢動之記を付す)」とあるのみ。 『古典籍総合目録:国書総目録続編 1』(国文学研究資料館編 岩波書店 1990)  p147〈海国兵談 かいこくへいだん〉の項あり。『国書総目録』よりやや詳しく所蔵館の版・冊数等について記載あり。  p391〈三国通覧図説 さんごくつうらんずせつ〉の項あり。 『日本海防史料叢書 1』(住田正一編 クレス出版 1989)  2巻p1-10に『海国兵談』に関する「解題」あり。その中に原本および林子平の略歴に関する記述あり。 「海国兵談は刊行後まもなく絶版を命ぜられた関係上、伝写本として後世に伝つたものが頗る多く、現在坊間に流布せらるる当時の伝写本は頗る多い。然し何れも其内容には誤謬が多く、(略)安政3年秋、水戸安積五郎が校正して精校海国兵談(5冊、江戸書林大和屋善兵衛発行)を著わして居る。(略)尚右の外、嘉永4年、松下淳校正の海国兵談(木活字、10冊)がある。又同種のもので16冊のものがある。」 参考資料:『海国兵談・三国通覧図説』(林子平〔著〕 宝文堂出版販売 1977), 参考資料:『林子平展 その生涯と思想 企画展図録』(仙台市博物館編 仙台市博物館 1992),

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