『滋賀近代文学事典』によりますと、読み方は「なかむら・たつお」で、略歴は「1942・11・24~。郷土史家。彦根市上新屋敷町生まれ。1961年彦根東高等学校卒業。彦根藩赤備史料参考館主宰。彦根藩史料古武具収集研究。甲兜武具尚武堂主。総合広告代理店、行政書士、社会保険労務士事務所経営。69年11月から83年12月まで近畿放送ラジオ「歴史哀話あれこれ」に出演。74年に「越の老函人」(「北日本新聞」74年1月1日)で井上靖選第8回北日本文学賞受賞。75年に「私の余暇活用記」で日本余暇文化振興会論文第1位。『彦根藩公用方秘録』(75年6月、彦根藩史料研究普及会)の意匠装丁でシルバーマスターコンテスト第1位金賞。「宮王守」(『グラフィック 茶道』77年9月)で淡交社茶道小説新人賞受賞。和洋の甲胄武具及び彦根藩史と井伊家の軍制戎装の研究を進める。著書に『彦根藩朱具足と井伊家の軍制』(70年12月、八光社)、(中略)『井伊軍志-井伊直政と赤甲軍団-』(94年6月、彦根藩甲胄史料研究所)、甲冑研究や軍制の視点から、藩祖直政以来、直継、直孝の三代に焦点を当てた『井伊家歴代甲胄創業軍史』(97年8月、彦根藩甲胄史料研究所)、『剣と鎧と歴史と-中村達夫甲刀試論集成-』(99年5月、建仁書屋)がある。また、影印復刻を含む編著として『彦根藩士族譜』(72年7月、八光社)、『彦根藩屋並帳』(75年7月、彦根藩史料研究普及会)、『彦根藩公用方秘録』(76年4月、彦根藩史料研究普及会)、『彦根藩軍制秘録』(76年4月、彦根藩史料研究普及会)がある。(後略)(北川秋雄)」とあります。
参考資料: 1 滋賀近代文学事典 日本近代文学会関西支部滋賀近代文学事典編集委員会∥編 和泉書院 2008年 S-9000- 08 p.250-251,
参考資料:
2 滋賀県人名鑑 滋賀県人名鑑編集部∥編 サンブライト出版 1982年 S-2800- 82,
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