『滋賀近代文学事典』によりますと、読み方は「やまかみ・かてい」で、略歴は「1912・4・27~1975・11・8。俳人、僧侶。日野町鎌掛(かいがけ)生まれ。本名證宣(しょうせん)。1930年旧制平安中学校卒業後、誓敬(せいきょう)寺(浄土真宗)住職となり、地元の小学校で教職に就く。37年皆吉爽雨(みなよしそうう)に師事し、42年「山茶花」、46年「雪解(ゆきげ)」同人。55年「芦の花」を主宰して後進の育成に努めた。写生に徹しながら日々の恬淡とした境涯を透徹させた僧形(そうぎょう)俳句を実践。72年、日野町の正法(しょうぼう)寺に句碑<さまざまの別れに遭ひぬ露の秋>建立。句集に『染香(ぜんこう)』(73年8月、芦の花社)がある。(後略)(外村彰)」とあります。
参考資料: 1 滋賀近代文学事典 日本近代文学会関西支部滋賀近代文学事典編集委員会∥編 和泉書院 2008年 S-9000- 08 p.365,
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