名古屋三大仏は、
「栄国寺(えいこくじ)」(名古屋市中区橘)の本尊「木造阿弥陀如来坐像」
「興正寺(こうしょうじ)」(名古屋市昭和区八事本町)大日堂の総本尊「銅製大日如来坐像」(元禄10年・1697)
「雲心寺(うんしんじ)」(名古屋市熱田区尾頭町)の本尊「木造阿弥陀如来坐像」(文久2年・1862)
の3体です。
質問者のお話にあった「とうがんじ」は「桃巌寺」(名古屋市千種区四谷通)のことで、「名古屋大仏」と称する仏像がありますが、名古屋三大仏とは無関係です。
回答プロセス:(1)『愛知百科事典』で「名古屋三大仏」で調べましたが該当項目がありませんでした。
(2)『新修名古屋市史』の索引で調べると、第4巻のp.491に栄国寺の阿弥陀如来について“名古屋三大仏のひとつ”という記述が見つかりました。
(3)『名古屋の史跡と文化財(新訂版 第3版)』で調べると、「名古屋三大仏」ではなく「三大仏」でヒットしました。
それぞれ以下のページに記載がありました。
「栄国寺」…p.117,132
「興正寺」…p.117,139
「雲心寺」…p.117,133,176
(4)質問者のお話にあった「桃巌寺」の大仏については、名古屋市のホームページ上で“座高10メートルの青銅製の名古屋大仏”と紹介されています。
参考資料:『新修名古屋市史 第4巻』 新修名古屋市史編集委員会/編集 名古屋市 1999年 p.491,
参考資料:『名古屋の史跡と文化財 新訂版 第3版』 名古屋市教育委員会/編 名古屋市教育委員会 1998年 p.117,132-133,139,176,
参考資料:http://www.city.nagoya.jp/chikusa/page/0000000638.html [last access 2012/02/26], (名古屋市ホームページ「桃巌寺」の紹介)
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