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関ヶ原の戦い後、京都所司代に代り京都町奉行所が作られたが、その際、老中松平信綱が行った政策(町奉行所を作る上で)がまとまった本(事典類や史料集ではなく研究書)が見たい。

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松平信綱の行なった政策の中で「京都町奉行所」に関係する記述は見つからなかった。 町奉行の成立の年代は、慶長5年(1600)や寛文8年(1668)等と諸説ある。(松平信綱の生没年は、慶長元年(1596)-寛文2年(1662)) 京都町奉行所や法制史関連の資料を確認したところ、信綱と町奉行所に関する記述は、以下『京都町触の研究』に一文があった。 以下の記述とともに、回答プロセスを報告した。 『京都町触の研究』(京都町触研究会編 岩波書店 1996)  p135-157「京都町奉行の成立過程」(藤井譲治著)中のp140-142「五味豊直から小出尹貞へ」の節に、「寛文元(1661)年2月10日には、「柳営日次記」に「五味備前守京都之屋敷小出越中守ニ被下之旨、伊豆守(松平信綱)伝之」とあるように、五味豊直の京都屋敷が小出尹貞に与えられた」とあり。京都町奉行である五味豊直から跡役の小出尹貞に屋敷が引き継がれた記述に「伊豆守」(松平信綱)の名があらわれている。

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