『ラルース世界音楽事典 下』(遠山一行編 福武書店 1989)の「マ・メール・ロワ」の項(P1688)により、モーリス・ラヴェルの作品であること、5つの部分からなり、その1つが<パゴダの女王レドロネット>で、マリー・カトリーヌ・ドーノワ伯爵夫人の<<緑色の蛇 Serpentin vert>>から引用した断章を描いていること等が確認できました。
日本語訳は、『仏蘭西家庭童話集 第2巻』(ドルノア夫人著 長松英一訳 改造社 昭和5)の中に「緑色の蛇」として収録されています。
千葉県内図書館横断検索で確認しましたが千葉県内での所蔵館は見つかりませんでした。なお、国立国会図書館で所蔵しています。(デジタル化資料、館内限定閲覧)
また、英訳版では「Green Serpent」が収録されている『The fairy tales of Madame d'Aulnoy, newly done into English』(University Press of the Pacific 2003)が見つかりました。
回答プロセス:音楽事典で基本事項と人名、作品名を確認し、蔵書検索を行った。
資料によって、作者名はドーノワ夫人、オーノワ夫人、マダム・ドルノワ、マリー・ドォルノワ等様々に表記されていたが、国立国会図書館蔵書検索では著者標目(「Aulnoy, Marie Catherine Jumelle de Berneville, comtesse d’, 1650-1705」)での検索結果の中から、目次情報に「緑色の蛇」を含む資料を確認することができた。
また、ヒントを得るためインターネット検索したところ、英語版の情報が見つかったのであわせて回答した。
参考資料:『仏蘭西家庭童話集』(ドルノア夫人著 長松英一訳 改造社 昭和5)(国立国会図書館所蔵),
参考資料:『The fairy tales of Madame d'Aulnoy, newly done into English』(University Press of the Pacific 2003)(国立国会図書館国際子ども図書館所蔵),
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