データベース【ジャパンナレッジ】で検索したところ,「むねよししんのう」と「むねながしんのう」の二つの見出しが出た。ジャパンナレッジ:日本大百科全書(ニッポニカ)では,「宗良親王(むねながしんのう)」の項で「「むねよし」とも読む」とある。記述の中で「後醍醐天皇の皇子」との記載あり。
ジャパンナレッジ:日本人名大辞典では,「むねよししんのう宗良親王」の項の記述中「後醍醐天皇の皇子」との記載あり。(むねながしんのう宗良親王⇒むねよししんのう」の見出しあり)
【世界大百科事典】平凡社2009.6では,見出しは「むねよししんのう」で「〈むねなが〉ともよむ」。【日本歴史大事典】小学館2000.10,【岩波日本史辞典】1999.10は,いずれも「むねよししんのう」。
【国史大辞典】吉川弘文館1992.4では,「むねながしんのう」。
いずれの辞典(事典)でも,「後醍醐天皇の皇子/父は後醍醐天皇」とのみ記載され,第〇皇子であるのかについては記載なし。
※【皇子たちの南北朝】森茂暁/著,中公新書1988.7 P199-200 「“良”の訓み」 に 「後醍醐天皇の諸皇子の名に共通する「良」の字(通字という)の訓(よ)み方について」の記述がある。
同じく P211 に 「系図のなかでの宗良の順位は、世良のあと三番目とするものが多い。」 との記述あり。 同じく P198に 「いま手もとにあつめた十一種の皇室系図をながめてみると、系図によって後醍醐天皇の皇子の人数や排行(登載順序)がまちまちである。」との記述あり。
【後醍醐天皇のすべて】佐藤和彦・樋口州男/編,新人物往来社2004.9 P139に 「後醍醐天皇の第四皇子として生まれたとみられる」 との記述あり。
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