当館所蔵資料より、以下を紹介。
資料1:「波かご」(柳行李に和紙を貼り、柿渋を塗ったもの)に小豆を入れてゆっくり揺すって音を出す方法、ベビーバスに小豆と水を入れて音を出す方法などの記述があり、その他にも、映画やテレビにおける様々な音作りについてのノウハウが紹介されている。
資料2:p72~75に「いろいろな擬音をつくろう」があり、「〔2〕家の回りの生活や自然の音」のなかに、「波の音」の作り方として「ヤナギゴオリまたは底に和紙をピンとはった箱に大豆か小豆を入れる」方法が紹介されている。
<2011/11/1追記>資料3:p216~224「自然の音を作る①」があり、そのなかに「波の音」の項目があり、ラジオ・テレビにおいて工夫した方法として、①「波ざるの波音」(ざるの中の小砂利などを移動させて音を出す)、②「洋太鼓の波」(洋太鼓を輪切りにし、片面の皮の上に小砂利などを入れる)、③「水槽などを利用した波音」(水槽の中央を支点にシーソー式に、中の水を揺らせる)などの記述あり。その他、身体で音を作る、動物の声を作る、道具を使って音を作る方法の紹介もある。
インターネット情報より、
資料4:傘と小豆を使って波の音を作る方法などの解説あり。効果音は、波以外にも6つ掲載がある。
<2013/3/12追記 ※香川県立図書館からの情報>
資料5:p.95~100「河と海の音」に「波かご」に関する記述がある。
回答プロセス:(1) 自館OPACで「効果音」を検索し、該当資料の内容を調査。
(2) 演劇、映画関連(分類770番台)の書架に直接あたる。
(3) インターネットで、「効果音」「波」などのキーワードで検索。
以下は調査済み資料。
・『高校生のための実践演劇講座 第2巻 舞台美術・照明・音響効果篇』 つか こうへい/監修,白水社, 1997.7 J771/コ/2
・『音響効果 Ⅲ ラジオとテレビのための』 日本民間放送連盟/編,日本民間放送連盟,1955 書庫699/16/
参考資料:【資料1】 『<キムラ式>音の作り方』 木村 哲人/著,筑摩書房,1999.10, (p53~58「波の音」 778.4/キ99/)
参考資料:【資料2】 『完全図解学級演劇大事典 クラスの寸劇から舞台演劇まで』 東陽出版株式会社編集部/編著,東陽出版,1993.1, (p73「波の音」 書庫775.7/カ93/)
参考資料:【資料3】 『音作り半世紀 新装改訂版 ラジオ・テレビの音響効果』 大和 定次/著,春秋社,2005.5, (p217~219「波の音」 778.8/ヤ05/)
参考資料:【資料4】 〔ノタの森:効果音>波の音のつくり方〕http://nota.from.tv/?mr=creation&article=20081110000000(最終確認2011/11/1),
参考資料:【資料5】 木村哲人 著. 音を作る : TV・映画の音の秘密. 筑摩書房, 1991.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002128221-00, 4480871888(p95~100「河と海の音」※当館未所蔵)
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