『滋賀県百科事典』によりますと、所在地など城の歴史は「彦根市佐和山町に所在し、石田三成の居城として著名。大手を中山道に面した鳥居本側にひらき、標高２３２．９ｍの最高所に本丸、現在の彦根駅側に搦手を配していた。鎌倉時代初期ころから砦として利用され、室町時代には六角氏と京極氏のあいだで双方の前進基地として攻防がくりかえされた。浅井氏の台頭後は、その将磯野伊予守員吉・員昌父子が入城し織田軍を苦しめたが開城となった。本能寺の変後は秀吉の命で堀秀政が５万石で入城し、１５９０年（天正１８）には石田三成が１９万４０００石で入城した。関ヶ原の戦ののち井伊直政が入城したが、１６０６年（慶長１１）には彦根城築城にともない廃城となった。このとき、城は石田色一掃のため、大きく破壊されたというが、比較的良く遺構がのこされている。（近藤 滋）」とあります。
参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.324,
参考資料:
2 日本城郭大系 11 新人物往来社 1980年 S-5200- 80 p.237,
参考資料:
3 近江の山城ベスト50を歩く 中井均∥編 サンライズ出版 2006年 S-2900- 06,
参考資料:
4 図説中世城郭事典 第2巻 村田修三∥編 新人物往来社 1987年 S-5200- 87,
参考資料:
5 近江城郭探訪 滋賀県教育委員会∥編 滋賀県文化財保護協会 2006年 S-2900- 06,
参考資料:
6 定本日本城郭事典 西ケ谷恭弘∥編 秋田書店 2000年 R-5218-ﾆ,
参考資料:
7 滋賀県中世城郭分布調査 5 旧愛知・犬上郡の城 滋賀県教育委員会∥編 滋賀県教育委員会 1987年 5B-5200-5,
参考資料:
8 石田三成と佐和山ものがたり 彦根石田三成公顕彰会∥編 彦根石田三成公顕彰会 1983年 S-2861- 83,
参考資料:
9 石田三成と佐和山城址 彦根市立圖書館∥編輯 彦根市立圖書館 1942年 S-2861- 42,
参考資料:
10 佐和山城とその時代 彦根城博物館∥編集 彦根市教育委員会 1992年 S-5251- 92,
参考資料:
11 激動の佐和山城 彦根城博物館∥編集 彦根城博物館 2010年 SB-2451- 10,
参考資料:
12 近江佐和山城・彦根城 城郭談話会∥編 城郭談話会 2007年 S-5251- 07,
参考資料:
13 近江坂田郡志 下巻 坂田郡役所∥編 坂田郡役所 1913年 5-2160-3,
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