次の所蔵あり。
・へんろ功徳記と巡拝習俗 浅井證善/著 朱鷺書房 2004.1(K1885/ A12/ )
※p.224-234
「(二)菅笠(すげがさ)(網代笠(あじろがさ))」あり。次のような内容あり。
・「a.迷悟三界城以下の四句について」
・「b.笠の四句の書様」
・「c.西国巡礼における四句の書様」
・遍路と巡礼の民俗 佐藤久光/著 人文書院 2006.6 (K1885/ S85/ 2)
※p.47-50「二菅笠と金剛杖」に次の記述あり。
「・・・菅笠と金剛杖の法具に関しては清水谷孝尚師の『巡礼と御詠歌』や、浅井證善師の『へんろ功徳記と巡拝習俗」の論考に詳しく述べられている。それによると、菅笠の四句の偈 ( げ ) は禅宗の『諸回向清規』や『小叢林清規』、真言宗の『真言引導要集便蒙』にある一節である。それは在家の葬式の時、僧侶が棺天蓋の蓋や骨壺に書いたものである。その偈を笠に書くことによって、巡礼、遍路の途中で死んだ場合、笠を身体にかぶせ棺桶の代わりとするようになったものである。元禄3年(1690)の西国巡礼の案内書『西国三十三所道志流遍』(上)には、笈摺、納札の書き方と併せて菅笠への書法も載せられている。・・・」
・幸福論 須藤元気/著 ネコ・パブリッシング 2005.10(K1885 S96)
※p.3に、本文 、読み下し、現代語訳、簡単な説明あり。
回答プロセス:・遍路と巡礼の民俗 佐藤久光/著 人文書院 2006.6 (K1885/ S85/ 2)
※p.47-50「二菅笠と金剛杖」
に次の(1)(2)が紹介されていた。
(1)へんろ功徳記と巡拝習俗 浅井證善/著 朱鷺書房 2004.1(K1885/ A12/ )
(2)巡礼と御詠歌 観音信仰へのひとつの道標 清水谷孝尚/著 朱鷺書房 1992.10(1869/ S4/ 2)
参考資料:「何処にか南北あり」という文言の出典を知りたい。いつどこで聞いた言葉かは忘れたが、仏教関係だと思う。『広辞苑』『成語林』には出ていない。(東京都立中央図書館).
http://iss.ndl.go.jp/books/R000000006-I000121913-00,
参考資料:浅井證善 著. へんろ功徳記と巡拝習俗. 朱鷺書房, 2004.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000004335679-00
(目次)
第1章 『四国〓礼功徳記』真念著-口語訳(大師に布を施した女の話
へんろの功徳により口がきけるようになった話 ほか)
第2章 真念、寂本、中宜の履歴(真念
寂本 ほか)
第3章 真念の業績およびその関連について(遍礼屋、善根宿の開設普及
標石の設置 ほか)
第4章 石碑(霊石)探訪(柳の水の標石
山中の御宝号碑 ほか)
第5章 四国遍路の法具類について(金剛杖
菅笠(網代笠) ほか), 4886021891
参考資料:佐藤久光 著. 遍路と巡礼の民俗. 人文書院, 2006.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000008232314-00
[目次]
第1章 研究の視点と各霊場の成立(研究の視点
各霊場の成立とその後の変遷)
第2章 西国巡礼と四国遍路の習俗(巡礼と遍路に共通な習俗
四国遍路の独自な習俗)
第3章 出版物と巡礼・遍路の動向(西国巡礼の出版物と巡礼者の動向
遍路の出版物と遍路の動向)
第4章 道中日記にみる巡礼と遍路の習俗(道中日記にみる西国巡礼の習俗
道中日記にみる四国遍路の習俗)
終章 まとめと遍路の世俗化, 4409540726
参考資料:清水谷孝尚 著. 巡礼と御詠歌 : 観音信仰へのひとつの道標. 朱鷺書房, 1992.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002212146-00, 4886021530
参考資料:SAT大正新脩大藏經テキストデータベース
http://21dzk.l.u-tokyo.ac.jp/SAT/index.html, (※「迷故三界城」で検索。「小叢林清規 (No. 2579 無著道忠撰 ) in Vol. 81」等がヒット)
寄与者:東京都立中央図書館
備考:定番事例。
四国遍路の民俗学的な事項についての質問。
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