『年中行事大辞典』などに、八朔についての記載があり。
回答プロセス:民俗(386)の書架を探す。
『年中行事大辞典』(吉川弘文館)p568-569「はっさく 八朔」およびp569-570「はっさくのおせっく 八朔の御節供」などに、八朔の行事についての記載があり。8月1日に目上の人に進物を献じる風習を「八朔」というとのこと。また八朔(旧暦八月朔日)を正月・盆と並ぶ節日として仕事を休むこと、この日から昼寝がなくなり夜なべ仕事が始まるとも言われたことなどの記載もあり。五節供にも二十四節気にも入っていないが、稲の穂が出る時期・台風シーズンにあたることからの節目かとの推察があり。
『カラー図説 日本大歳時記 秋』(講談社)p24「八朔」には、八朔は陰暦八月朔日の略、朔はついたちのこと、として、農村における稲などの豊作を祈願する行事と紹介されている。p181「八朔の祝 はっさくのいわい」にも、各地の風習などがあり。
『新修豊中市史 第7巻 民俗』(豊中市)p219「9月の行事」によると、豊中市域において旧暦の8月1日(八朔)はムラヤスミで、特別な行事はなかったが多くの家ではオハギを作って食べたとのこと。八朔盆(はっさくぼん)と呼ぶ地域もあり。またこの日から昼寝をしなくなる家が多く見られたとの記載もあり。
参考資料:『年中行事大辞典』加藤 友康/編(吉川弘文館),
参考資料:『カラー図説 日本大歳時記 秋』(講談社),
参考資料:『新修豊中市史 第7巻』豊中市史編さん委員会/編集(豊中市),
↧