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近江にあった鮎河(あゆかわ)城の所在地などのほか、その歴史を知りたい。(滋賀県立図書館)

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『日本城郭体系 11』によりますと、所在地は「甲賀郡土山町鮎河」、創築年代は「建武年間(一三三四-三八)、創健者は「頓宮弥九郎」、形式は「山城」です。城の歴史は「鮎河城は、土山町大字鮎河の東方山腹にある山城である。建武四年(延元二、一三三七)、兵部卿宮又五辻宮守良親王は、南朝に味方して義兵を挙げ甲賀郡をまとめた。しかし、足利尊氏の命を受けた小佐治・山中・美濃部・柏木各氏はこれを攻め、親王・頓宮弥九郎は岩倉城(信楽町)へ拠るが守れず、和束(京都府)へ逃れた。再び、和束・信楽の兵を集めて鮎河城に拠るが、佐々木秀綱・小佐治合同軍に囲まれ、鮎河城を支えられずに庚申山(水口町)に拠る。だが、ここも支えきれず和束へ退いた。再々度、頓宮弥九郎は鮎河城に拠るが、佐々木秀綱・山中・柏木氏は鮎河城を襲い、火を放って城を焼き滅亡させた。」とあります。なお、甲賀郡土山町鮎河は現在甲賀市土山町鮎河に、信楽町・水口町も甲賀市信楽町・甲賀市水口町になっています。 参考資料: 1 日本城郭大系 11 新人物往来社 1980年 S-5200- 80 p.273, 参考資料: 2 滋賀県中世城郭分布調査 2 甲賀の城 滋賀県教育委員会∥編 滋賀総合研究所∥編 滋賀県教育委員会 1984年 5B-5200-2, 参考資料: 3 甲賀郡志 下巻 甲賀郡教育会∥編 名著出版 1971年 S-2130-2,

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