『日本城郭体系 11』によりますと、所在地は「甲賀郡甲賀町油日小字山崎」、創築年代は「室町時代」、創建者は「上野主膳正」、形式は「平山城」です。城の歴史は「上野城は、大字油日の南西端に位置しており、国鉄草津線の北山に連なる丘陵端にある。郭は東西南北ともに約八〇mの土塁に囲まれている。南部には空堀をもつ、地山を利用した土塁があり、土塁中央に現在稲荷社がある。西端は広く平坦部があって櫓があったのであろうが、採土のため半壊している。城跡の西・北部には、屋敷跡と思われる平地が三段に並んでいる。城主は上野主膳正であるといわれるが、城郭の規模・位置から考察しても、上野氏の城であろうと思われるが、文献・口伝ともに不明である。」とあります。なお、甲賀郡甲賀町油日小字山崎は現在甲賀市甲賀町油日になっています。
参考資料: 1 日本城郭大系 11 新人物往来社 1980年 S-5200- 80 p.274,
参考資料:
2 近江の山城ベスト50を歩く 中井均∥編 サンライズ出版 2006年 S-2900- 06,
参考資料:
3 近江城郭探訪 滋賀県教育委員会∥編 滋賀県文化財保護協会 2006年 S-2900- 06,
参考資料:
4 滋賀県中世城郭分布調査 2 甲賀の城 滋賀県教育委員会∥編 滋賀総合研究所∥編 滋賀県教育委員会 1984年 5B-5200-2,
参考資料:
5 日本城郭辞典 鳥羽正雄∥著 東京堂出版 1995年 R-5218-ト,
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