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近江にあった島川(しまがわ)城の所在地などのほか、その歴史を知りたい。(滋賀県立図書館)

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『日本城郭体系 11』によりますと、所在地は「愛知郡秦荘町島川」、創築年代は「明応五年(一四九六)」、創建者は「伊庭貞隆」、形式は「平城」です。城の歴史は「島川城は、宇曾川とその支流である淵川の合流点に築かれた城で、一〇〇mばかり隔てて南北二か所の郭より成り立っている。明応四年、美濃土岐氏に継嗣争いが起こり、土岐元頼と石丸利光が六角定頼に支援を求め、一方、政房を奉じた斎藤利国は京極高清に支援を求めた。このため、近江国内においても六角、京極の争いが激化すると共に、翌五年には、六角氏の主将伊庭出羽守貞隆が征濃のため島川城に出陣し、進軍の士を招集した。貞隆出陣のことは、「金剛輪寺下倉米銭下用帳」に記され、出陣の慰問や兵糧の微発などと同時に、目加田・鞍智・市村・富永・多賀・平井ら諸将の名が記されている。その後は、『淡海木間攫』に矢守壱岐守と喜多川弥介が在城したように述べられているが、元亀年間には(一五七〇-七三)には廃城となったようである。(後略)」とあります。なお、愛知郡秦荘町島川は現在愛荘町島川になっています。 参考資料: 1 日本城郭大系 11 新人物往来社 1980年 S-5200- 80 p.245, 参考資料: 2 近江愛智郡志 第3巻 中川泉三∥著 弘文堂書店 1971年 5-2150-3,

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