パスクァーレ ヴィラーリ著の『マキアヴェリとその時代』という邦題の資料は発見できませんでした。
Pasquale Villari著の『Niccolò Machiavelli e i suoi tempi』という資料及びその英訳本、ドイツ語訳本は数館の大学図書館で、英訳本は国会図書館で所蔵しています。
パスクァーレ ヴィラーリについての文献は
小田原 琳著
「パスクアーレ・ヴィッラリとダンテ・アリギエーリ協会 : イッレデンティズモから移民へ」『言語・地域文化研究10』(東京外国語大学)p205-219, 2004-03
「パスクアーレ・ヴィッラリと「社会問題」」『言語・地域文化研究 7』(東京外国語大学)p65-76, 2001-03
「パスクアーレ・ヴィッラリに見る「南部問題」の誕生 : 「南部書簡」と「歴史的方法」の分析を通じて」 『言語・地域文化研究 9』(東京外国語大学)p1-15, 2003-03
などがあります。
いずれも東京外国語大学学術成果コレクションhttp://repository.tufs.ac.jp/で閲覧できます。
また『コンサイス外国人名事典 第3版』三省堂 1999 <280.3/ 24/ 2B 常置>p99に「ヴィラリ」(Villari Pasquale 1827~1917)で掲載があり、略歴、著作等が記載されています。
回答プロセス:①当館所蔵の『世界の名著21』中央公論社1975<080/5/21>(20744108) を確認するが、この巻はガリレオの著作が所収されており、会田雄次の文章はみつからず。同シリーズの16巻がマキァヴェリの著作を収めたものだったので確認する。「マキァヴェリの生涯と思想」会田雄次著が所収されており、その中にパスクァーレ ヴィラーリの「マキアヴェリとその時代」からの文章が引用されていた。(p10)
②国会サーチで検索すると、「マキァヴェリの生涯と思想」(会田雄次著)は中公バックス版の『世界の名著 21』にも所収されている。
③「マキアヴェリとその時代」で検索すると、当館にも国会図書館にもcinii booksにも該当なし。
④『コンサイス外国人名事典 第3版』三省堂 1999 <280.3/ 24/ 2B 常置>p99に「ヴィラリ」(Villari Pasquale 1827~1917)で掲載有。イタリアの歴史家、政治家で著作に「サヴォナローラとその時代」(1859-61)「マキャヴェリとその時代」(1877-82)と記載あり。
⑤「ヴィラリ」で検索すると当館にも国会図書館にもcinii booksにも該当なし。
⑥国会図書館サーチをVillari Pasqualeで検索すると『Niccolò Machiavelli and his times』
『The life and times of Niccolò Machiavelli』という英訳本と思われる2冊がヒット。
⑦cinii booksで検索すると『Niccolò Machiavelli e i suoi tempi』(イタリア語)及び英訳、ドイツ語訳がヒット。Cinii articlesでは小田原 琳氏の論文がヒット。
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