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古代中国では東西南北をどうやって決めていたのか。(福岡市総合図書館)

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方位に関する資料から 『方位読み解き事典』(山田 安彦/編 柏書房 2001年)p.13-14 もっとも原始的なものとして、中国の古文献「周髀算経(しゅうひさんけい)」「周礼(しゅらい)」に記されている方位測定方法を紹介している。水平の地面に垂直な棒を立て、その陰影が午前・午後とも等しい長さになる両先端を結べば、その線分は正東西を指示することになる。つぎに、垂直棒の地点と太陽の午前・午後とも等しい長さになる陰影を結んだ線分の中点を結べば、正南北を指すことになるとある。 測量や単位に関する資料から 『講座・日本技術の社会史 第6巻 土木』(永原 慶二・山口 啓二/編 日本評論社 1984年)p.334-335 測量技術の章で周髀算経の方位測定法について触れている。太陽の影を測る棒を立て、日の出の時と、日の入りの時の影を記し、その先端を結ぶ線が東西線となるとあるが、日の出・日の入り時の影は無限大であり、それが一直線をなすのは、春分と秋分の日の年2回しかないので、実用的ではないとある。周髀算経には寺院の伽藍中軸線や都の地割線などの方位を決めるときに必要な天体観測の方法が示されているため、測量業務に従事する者には必須の書物だった。 参考資料:山田安彦 編 , 山田, 安彦, 1927-. 方位読み解き事典. 柏書房, 2001. http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002997154-00, 4760120661 参考資料:永原慶二 [ほか]編. 講座・日本技術の社会史 第6巻 (土木). 日本評論社, 1984. http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001715406-00,

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