『日本城郭体系 11』によりますと、所在地は「近江八幡市馬淵町」、創築年代は「鎌倉時代中期」、創建者は「佐々木広定」、形式は「館」です。城の歴史は「建保六年(一二一八)に佐々木弘綱が将軍実朝より賞賜された馬淵庄を、その弟広定が受け継いで馬淵氏の祖とし居館をおいた。永禄・元亀年間(一五五八-七三)の間、佐々木氏の没落後もここにその居を置いていたものと思われ、同町真光寺墓地に左記の銘を有する五輪石塔(市指定物件)があって、そのことを裏付けているのではなかろうか。(中略)この城跡には現在、城屋敷という呼び名でその城内に民家が建っており、規模等は一切不明である。一ッ堀・蔵の町・籔雨田(流鏑馬田か)の地名が同町に残されてる。」とあります。
参考資料: 1 日本城郭大系 11 新人物往来社 1980年 S-5200- 80 p.253,
参考資料:
2 滋賀県中世城郭分布調査 4 旧蒲生・神崎郡の城 滋賀県教育委員会∥編 滋賀県教育委員会 1986年 5B-5200-4,
参考資料:
3 近江蒲生郡志 巻8 蒲生郡役所∥編集 蒲生郡役所 1922年 S-2140-8,
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