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近江にあった山上(やまかみ)陣屋の所在地などのほか、その歴史を知りたい。(滋賀県立図書館)

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『日本城郭体系 11』によりますと、所在地は「神崎郡永源寺町山上」、別称は「稲垣陣屋」、創築年代は「元禄十一年(一六九八)」、創建者は「稲垣安芸守重定」、形式は「平城」です。城の歴史は「山上は、応仁の乱(一四六七-七七)以後、佐々木氏・小倉氏の支配が強く、杉原家次、浅野長政のそれぞれの所領を経て、元和五年(一六一九)、安藤対馬守重信の領地となった。安藤対馬守は大坂夏の陣の戦功によって、山上村以東四か村の加封を受けたが、元禄十一年、稲垣安芸守重定の所領となった。この時、総石高一万三千石中、山上村の二千四百石がいちばん多かったため陣屋が置かれた。明治四年(一八七一)に廃藩置県が行なわれた際、山上藩は山上県となり県役所を開設。ついで大津県と合併、翌年滋賀県に統合された。(後略)」とあります。なお、神崎郡永源寺町山上は現在東近江市山上町になっています。 参考資料: 1 日本城郭大系 11 新人物往来社 1980年 S-5200- 80 p.248, 参考資料: 2 国別城郭・陣屋・要害・台場事典 西ケ谷恭弘∥編 東京堂出版 2002年 R-5218-ニ, 参考資料: 3 近江神崎郡志稿 下巻 大橋金造∥編 渡辺守順∥増補編 近江神崎郡志稿増補覆刻刊行会 1972年 S-2140-2,

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