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近江にあった伊岐代(いきしろ)城の所在地などのほか、その歴史を知りたい。(滋賀県立図書館)

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『日本城郭体系 11』によりますと、所在地は「草津市片岡町」、別称は「伊幾須城」、創築年代は「建武二年(一三三五)、創建者は「山門僧」、形式は「砦」です。城の歴史は「伊岐代城は、浜街道と、志那港からの荷揚場というか、湖上交通に係わる水路との交点に位置しており、東北五〇〇mには船奉行としての芦浦観音寺が所在している。城は式内印岐志路神社境内にあって、その旧状はほとんど不明であるが、もとは不規則多角形の平面を持ち堀と土塁で構築されていたという。当城の特色は、近江のばあい、寺院などが城として利用されたことが多く、大津市の園城寺をはじめ愛東町の百済寺、多賀町の敏満寺が好例である。しかし、ここは寺ではなく神社であって、当初は寺のように築地などはなかったと思われるが、建武二年に足利尊氏が鎌倉幕府に背いた時、山門僧徒が急ぎ築いて戦った。だが一夜のうちに簡単に落ちた城とされている。」とあります。なお、愛東町は現在東近江市になっています。 参考資料: 1 日本城郭大系 11 新人物往来社 1980年 S-5200- 80 p.272, 参考資料: 2 滋賀県中世城郭分布調査 3 旧野洲・栗太郡の城 滋賀県教育委員会∥編 滋賀総合研究所∥編 滋賀県教育委員会 1985年 5B-5200-3, 参考資料: 3 滋賀縣史蹟・名勝・天然記念物調査報告概要 滋賀縣保勝會∥編 滋賀縣保勝會 1922年 5-2900- 22, 参考資料: 4 近江栗太郡志 巻3 栗太郡役所∥編 栗太郡役所 1926年 S-2120-3,

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