『日本陸軍歩兵連隊』(新人物往来社 1991) p.100の歩兵第二連隊(水戸連隊)に関する項を確認すると、
「石川正雅少佐に率いられたこの第三大隊は、」という記述があった。
また、「尼港事件」をキーワードにして文献にあたると、
『日本陸海軍事典』(新人物往来社 1997)p.57の「尼港事件」の項に、
「日本軍守備隊(歩兵第二連隊第三大隊長石川正雅少佐指揮、約三〇〇人)を中心に(中略)
赤軍の侵入を阻止していた」とある。
そこで、『講談社日本人名大辞典』(講談社 2001)の
「いしかわ-まさただ 石川正雅」の項を見ると、
「大正時代の軍人。陸軍大隊長としてシベリア出兵に従軍、(中略)
占領したニコライエフスク(尼港)を大正8年から守備。
9年(中略)在留邦人とともに奇襲攻撃をかけ、同年3月11日敗死した(尼港事件)」とあった。
↧