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近江にあった太平寺(たいへいじ)城の所在地などのほか、その歴史を知りたい。(滋賀県立図書館)

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『日本城郭体系 11』によりますと、所在地は「坂田郡伊吹町太平寺」、別称は「霞ガ城」、創築年代は「鎌倉時代中期」、創建者は「京極氏信」、形式は「山城」です。城の歴史は「太平寺城は佐々木信綱の四男氏信(京極氏の祖)が江北の愛知・犬上・坂田・伊香・浅井・高島の六郡を相続し、伊吹山(標高一三三七m)の西側の山腹にあった伊吹山四か寺の一つ、太平寺(太平護国寺)の寺域に、その居城として築いたものである。この城は、江北屋形と称し、氏信以後、南北朝時代の京極高氏(道誉)や高秀、高詮を経て京極高清までの居城としてあったが、永正年間(一五〇四-二一)に、高清が上平寺城に移り廃城となった。(後略)」とあります。なお、坂田郡伊吹町は現在米原市になっていますが、太平寺の住民は以前に春照に集団移住したため、行政上の表記はなくなっています。 参考資料: 1 日本城郭大系 11 新人物往来社 1980年 S-5200- 80 p.236-237, 参考資料: 2 滋賀県中世城郭分布調査 6 旧坂田郡の城 滋賀県教育委員会∥編集 滋賀県教育委員会 1989年 5B-5200-6, 参考資料: 3 改訂近江國坂田郡志 第3巻 上 坂田郡教育会∥編 坂田郡教育会 1941年 5-2160-3, 参考資料: 4 近江坂田郡志 下巻 坂田郡役所∥編 坂田郡役所 1913年 5-2160-3,

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