豊満神社は愛荘町豊満にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「(前略)現在の四脚門の形式手法が鎌倉時代後期の様式をしめしていることから、この時にたてられたものと考えられる。(中略)本柱頂部に冠木長押(なげし)をそなえ、控柱には頭貫(かしらぬき)を入れる。頭貫木鼻(きばな)は上端に繰形をつけるが、この形式は県内では類例をみない。柱上組物は出三斗(でみつど)にして、軒は二軒繁垂木(ふたのきしげだるき)、入母屋(いりもや)屋根の妻飾は扠首組(さすぐみ)にする。屋根は檜皮(ひわだ)と?(こけら)板を交互に葺(ふ)いた「よせ葺」にしているのもめずらしい。(中略)重要文化財。(鈴木順治)」とあります。
参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.525,
参考資料:
2 近江文化財全集 下巻 近江史跡会∥編集 近江史跡会 1974年 SB-7000-2,
参考資料:
3 滋賀県文化財目録 平成15年度版 滋賀県教育委員会文化財保護課∥編集 滋賀県教育委員会 2004年 SB-7000-03,
↧