山津照神社古墳は米原市能登瀬の山津照神社境内にある前方後円墳です。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「(前略)1882年(明治15)8月境内地工事中に偶然同古墳の石室内で多くの副葬品を発見したが、これらの発掘品は社宝として神社におさめ、石室はふたたび埋納された。そのときの発掘品のうち、つぎの品々が現在考古資料として県の文化財に指定されている。獣紋鏡1面、内行花紋鏡1面、五鈴鏡1面、三輪玉5個、直刀3口、刀子3口(うち1口に鹿角装あり)、雲珠破片1個分、辻金具破片2個、杏葉2個、轡1組、鐙半足、鞍橋覆輪破片若干、壺1口、提瓶1口、埴輪破片若干。このほか指定外のものとして須恵器や埴輪の破片などがある。鏡はすべて?製鏡である。県指定文化財。(西田 弘)」とあります。
参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.736,
参考資料:
2 近江文化財全集 下巻 近江史跡会∥編集 近江史跡会 1974年 SB-7000-2,
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