『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「鷙鳥図6曲1双は狩野山楽の代表的な作品である。もと京都の西本願寺大谷家につたえられたものといわれる。鷲や鷹といった猛禽を大きな画面に見事にとらえている。山楽は狩野永徳(1543~90)に師事したが、竜虎鷹馬といった霊獣動物を得意とした。猛禽類を画面にえがくことは戦国武将の時代このんで行われたが、山楽の動物画は写実性豊かにえがきながら、全体として装飾的効果を出しているところに特徴がある。墨一色でえがかれ、ところどころに金泥を掃く画面は彩色画以上のすごみがある。(中略)各151.8×154.5cm。重要文化財。(石丸正運)」とあります。
参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.550,
↧