該当資料は以下のとおり
〇秋田魁新報 明治26年1月24日(3面)より要約
漁船転覆 18日3時 三隻転覆したが人命に異常なし。(由利郡平沢村)
〇秋田魁新報 明治26年1月25日(3面)より要約
漁船遭難の後報 平沢村及び金沢村 2隻は破損して漂着 乗組員の生死不明。1隻転覆するも人命に異常なし。
回答とは少し異なるが以下の資料も紹介。
『金浦の海に関する資料集 第1集~5集』,斉藤 武司/編,金浦町,1974
第4集P21 海死者芳名(明治26年以降)の記載あり。
回答プロセス:県史・災害史・近代年表等を確認するが掲載なし。
秋田県立図書館HP デジタルアーカイブ検索で「海難」のキーワードでヒットした資料を調査。(ほぼ、男鹿市・八森町)
県内で有名な金浦町の漁港についても調査したところ、「金浦の海に関する資料集」を発見。
最初の依頼の段階で典拠資料の記載がなかったため、再度質問者へ問い合わせをして該当記事を確定。
(東京朝日新聞明治26年1月28日 一面下段)
その後秋田魁新報で確認したところ発見。
【調査に使用した資料】
『秋田市史』
『秋田県史』
『秋田県近代総合年表』
『秋田県災害年表』
『秋田県災害誌』
『日本海海運史の研究』
『毎日新聞マイクロ版索引 明治5年2月~昭和38年12月』
『新聞記録集成 明治・大正・昭和大事件史』
『男鹿半島研究 第10号』男鹿半島周辺の海難
『八森郷土資料 21号』海難小誌
『秋田水産年表』,1931
『遠洋漁業講話及調査報告』,1907
『金浦町郷土史資料 第1~4巻』『第5~6巻』
『金浦郷土年表』
『農漁村社会の展開構造』
『羽後国由利郡村誌』
『金浦町史』
また、日本海事センター海事図書館のレファレンスも参考にさせていただきました。
事前調査事項:遭難の内容出典は『東京朝日新聞』となっているとのこと。
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