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延暦寺絹本著色(けんぽんちゃくしょく)天台大師像の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)

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延暦寺は大津市坂本本町にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「天台智者大師智顗(ちぎ)(538~597)は中国天台宗の開祖で、わが国においても最澄(さいちょう)とともに、天台宗の宗祖としてあおがれている。大師の遺例はかならずしも少なくないが、兵庫県一乗寺伝来の天台宗高僧像中のものをのぞけば、本図は小品ながら最もすぐれ、天台宗における大師の根本像ともいうべき画像である。斜に椅上に趺坐し、静かに瞑目し、両手を膝前にくんで、右手の頭指を立てて印をむすぶ修禅の姿をえがいたもので、頭をつつむような頭巾(ずきん)を特徴とする。画面下方には、天台大師の高弟章安大師灌頂(かんじょう)の弟子と思われる法銑の賛文を記す。なお、末尾に大唐貞元21年(805)最澄が唐より帰国にさいしておくられた由来を明記するが、この図はもとより当初の原本ではなく、その画風、書風よりみて鎌倉時代初期ころの転写本と推測される。(中略)重要文化財。(上野良信)」とあります。 参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.78, 参考資料: 2 大津の文化財 大津市教育委員会∥編集 大津市教育委員会 1998年 SB-7011- 98,

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