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円満寺千石船絵馬額の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)

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円満寺は近江八幡市多賀町にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「(前略)代々北海道松前交易で財をなした近江商人西川伝右衛門が航海守護の鎮守金毘羅大権現社に奉納したものである。この神社が古くより円満寺に付属したところから、絵馬は現在円満寺の所蔵となっている。円満寺千石絵馬額は1851年(嘉永4)に住吉屋の当主により奉納されたもので、画面は堺港に浮かぶ住吉屋(西川伝右衛門の屋号)所有の6艘の千石船の雄姿をえがいている。通例は横向きの船をえがくが、この絵馬は正面と真艫の船や小さな弥帆などをえがいているところがめずらしい。彩色も鮮明であり、遠くに数多くの帆を配して、港のさかんな様子をあらわしてたくみである。作者は浪華船絵師大和屋と署名花押があるので、船絵馬を専門にえがいた絵師と考えられ、それだけに表現も的確であり、貴重なものである。円満寺には伝右衛門奉納の千石船の模型もつたえられている。近江八幡市指定文化財。(石丸正運)」とあります。 参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.77,

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