金勝寺は栗東市荒張にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「金勝寺本堂に本尊釈迦如来とともに安置されていた像である(現在、大阪市立美術館寄託)。像高194.0cm。右手は第1・2指を捻(ねん)じ、左手は掌を上にして左脚上におき、左足を台座から踏み下げる半跏の姿をとる。構造の詳細は不明ながら、根幹部をヒノキの一材から彫成し、前後に割放っているものとおもわれる。それに両肩以下をそれぞれ矧ぎ、膝前材横木一材、右足垂下部および足先を矧ぐとおもわれる。天冠台下地髪を毛筋彫りとし、条帛の折り返りにアクセントをつけるなどの意匠がみられる。11世紀後半の造像であろう。重要文化財。(井上一稔)」とあります。
参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.308,
参考資料:
2 仏像レファレンス事典 日外アソシエーツ株式会社∥編 日外アソシエーツ 2009年 R-7180-ニ,
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