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円光寺本堂・九重塔の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)

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円光寺は野洲市久野部にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「外陣境の柱と棟木に1257年(康元2)上棟の刻銘がある。1704年(元禄17)の修理で屋根は入母屋造本瓦葺(いりもやづくりほんがわらぶき)に改造して維持されてきたが、1958年(昭和33)解体修理時の調査で旧形がわかり、神社建築用の切妻造(きりづまづくり)本堂に復原された。平面は12.19m四方の正方形で、柱間数は正面5間、側面6間、中央の2間通りの母屋を内陣とし、その前後の庇(ひさし)の間を外陣および後陣とした両流造(りょうながれづくり)で、正面に1間の向拝(こうはい)をつける。円柱上に舟肘木(ふなひじき)をおき、妻は母屋の間に扠首(さす)組みとし、この間の長押(なげし)より庇の間の長押が順に低くつき、正面の5間と両側両前端の間は二重長押になって板扉をつりこむ。内外陣境および内陣両脇間境に格子戸をたて、内部は密教寺院の形態をそなえた比較的簡素な建築である。石造九重塔は本堂の前方にあって相輪を欠失している。九重までの現在高は3.73mであるが、この九重目の屋根石も宝塔のもので、八重の屋根石まで本来のものがのこっている。(中略)基礎石は2面が素面で、他の2面には輪郭線をいれて格狭間(こうざま)をほり、そのなかは素面である。塔身は1面に梵字をきざみ、3面にはそれぞれ舟形光背内に蓮華座と仏坐像を彫刻している。(中略)いずれも重要文化財。(成瀬弘明)」とあります。 参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.75,

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