胡宮神社は多賀町敏満寺にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「(前略)現在の本殿は1638年(寛永15)に新造されたことが、「多賀大社寛永造営記」や本殿擬宝珠銘によってわかる。(中略)建物の形式は正面柱数3間、奥行2間で向拝(こうはい)をつけた、いわゆる三間社流造(さんげんしゃながれづくり)の形式であるが、平面および構造から見ると一間社流造の建物を二つあわせた形が発展したものである。(中略)この本殿は両端の後方間を内陣として間仕切りをもうけ、前面に板扉をつけ、おのおのに小宮(一間社流造)をまつっている。また向拝の構造においても頭貫は両端間にはいれるが、中央間にはいれない。(中略)平面規模は正面5.76m、側面は母屋と向拝をあわせて6.09m。県指定文化財。(鈴木順治)」とあります。
参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.297-298,
参考資料:
2 近江文化財全集 下巻 近江史跡会∥編集 近江史跡会 1974年 SB-7000-2,
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