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大津市の石山寺玉篇(ぎょくへん)巻第廿七(1巻)の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)

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石山寺は大津市石山寺一丁目にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「『玉篇』とは、中国粱の顧野王(519~581)が、543年(粱大同9)に編纂した漢字の部首引の字書で、30巻よりなる。この書は唐時代の書写本で、巻第27の後半部(前半部欠)153字部である。穀紙を巻子にしたした料紙に墨罫をほどこし、筆先のやわらかい書風で整然と書かれている。見出しの漢字を大書し、音をしめす反切・出典と意味・字体・撰者顧野王の考えなどを2行割りにかいている。京都の高山寺には、この書ともとは1巻であった前半部が現存している(国宝)。石山寺本・高山寺本の紙背には925年(延長6)の年記のある『護摩科文六種』が書写されており、この書の伝来はそれ以前であったことが知られる。原本の体裁を保つ『玉篇』はすでに中国では失われており、まことに貴重な史料である。国宝。(土井通弘)」とあります。 参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.34, 参考資料: 2 国宝大事典 3 書跡・典籍 講談社 1986年 R-7091-3,

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