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園城寺(三井寺)絹本著色(けんぽんちゃくしょく)不動明王像の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)

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園城寺は大津市園城寺町にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「黄不動尊と称される不動で、わが国明王画像の白眉(はくび)とされている。(中略)『天台宗延暦寺座主円珍伝』に、円珍が838年(承和5)25歳のとき比叡山の石龕(せきがん)で修行中、感得した金色不動明王を画工にえがかせたとある。その画像がこの黄不動尊である。画像は真正面をむいて、上半身は裸形で条帛をつけず、右手に剣、左手に羂索(けんさく)をにぎって、足は虚空をふんでつったっています。頭髪は大型の螺髪(らほつ)ににた渦巻形で、顔は円く大きく闊目している。肉身は淡黄色で、腰衣は緑、裙(もすそ)は淡赤に四弁花の文様をまばらにちらし、筋骨はたくましく、両足は膝頭から脛(すね)にかけて裾(すそ)から露出している。その製作期を838年(承和5)ごろとみなすのは困難としても9世紀の終わりごろで、(中略)『円珍伝』が書かれてたころにはこの画像はすでに存在していたとかんがえている。国宝。(宇野茂樹)」とあります。なお、文中の「製作期」は「制作期」の誤植と思われます。 参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.136, 参考資料: 2 大津の文化財 大津市教育委員会∥編集 大津市教育委員会 1998年 SB-7011- 98, 参考資料: 3 仏像レファレンス事典 日外アソシエーツ株式会社∥編 日外アソシエーツ 2009年 R-7180-ニ,

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