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園城寺(三井寺)絹本著色(けんぽんちゃくしょく)尊勝曼荼羅図の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)

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園城寺は大津市園城寺町にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「仏陀(ぶっだ)の頭頂(ずちょう)の徳を人格化した仏頂(ぶつちょう)のうちで、最もすぐれていることをあらわしたものが尊勝曼荼羅(そんしょうまんだら)で、延命・滅罪生業・亡者追善などを修する尊勝法の本尊として天台、真言宗をとわずさかんに行われ、その遺品も多くつたえられている。大円相(だいえんそう)内の中央に智拳印(ちけんいん)の大日如来をおき、八大仏頂をそのまわりにめぐらし、宝瓶(ほうびょう)・三鈷杵(さんこしょう)・輪宝(りんぼう)で区画する。大円相の下方、むかって右三角形の中に不動明王を、対する半月形内に降三世(こうさんぜ)明王を配し、間に宝相華(ほうそうげ)でかざった香炉をおく。両画上部には、天蓋と左右に3人ずつわかれた2組の飛天をえがく。諸尊は、いずれも丸顔で、しかも目差しはするどく、胴のひきしまったた像で、古い密教画の作風を今につたえる。制作は鎌倉時代の中ごろとおもわれる。重要文化財。(上野良信)」とあります。 参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.136,

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