延暦寺は大津市坂本本町にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「西塔供養の記に「金堂 釈迦堂又号講堂転法輪堂 貞頼親王御願元慶二年(878)三月卅日供養 西塔院一基宝塔也 釈迦堂上相輪塔南」とあって、西塔には宝塔と相輪?が並存していたことがわかる。現在のものは1895年(明治28)に再建されたが、旧?の形をどの程度踏襲したかわからない。花崗岩2段積みの上に反花(かえりばな)および円筒の礎石をすえ、木製の心柱に青銅製の?管(さつかん)、請花(うけばな)、菩薩を浮彫りした八角胴、反花、請花、風鐸(ふうたく)をつけた九輪、八葉、火?付宝珠などを順次かぶせてくみたて、四方に支柱をたてている。地上全高は11.65m。?身の正面には、平安時代以来の塔にきざまれていたとかんがえられる820年(弘仁11)最澄撰の銘文がきざまれ、背面に1985年(明治28)再興の銘がある。重要文化財です。(成瀬弘明)」とあります。
参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.80,
参考資料:
2 近江文化財全集 上巻 近江史跡会∥編集 近江史跡会 1974年 SB-7000-1,
参考資料:
3 大津の文化財 大津市教育委員会∥編集 大津市教育委員会 1998年 SB-7011- 98,
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