ドルイド教について記述のあった次の資料を紹介した。
『世界大百科事典 2005年改訂版 20』(平凡社 2005)
p510-511に〈ドルイド〉の項があり、「古代のケルト人の信仰をつかさどった聖職者、司祭階級」とある。
『英米史辞典』(松村赳編著 富田虎男編著 研究社 2000)
p209〈ドルイド教〉の項に「古代ブリテン島のケルト人の原始的宗教。ローマ人の書き残した記述(特に、カエサルの『ガリア戦記』)以外にはほとんど資料がなく詳しくは知られていないが、(中略)行事などを催したのはドルイドで」とあり。また、「ストーンヘンジは彼らの遺跡との説もあるが、近年はほとんど否定されている。」との記述あり。
p131に〈ケルト人〉の項があり「ブリテン島の先住民族。インド・ヨーロッパ語族に属し、前10から前8世紀ごろ西ヨーロッパ一帯に広まった。」と記述がある。
『ケルトの賢者「ドルイド」』(スチュアート・ピゴット著 鶴岡真弓訳 講談社 2000)
p246-265「ドルイドとストーンヘンジ」の章がある。ストーンヘンジの建造者についての考察。1冊すべて、ドルイドに関する内容。
『図説ドルイド』(ミランダ・J.グリーン著 井村君江監訳 大出健訳 東京書籍 2000)
p31〈ドルイドの復活〉の項があり、一度姿を消したドルイド教への関心が16世紀に復活し、17世紀から18世紀にかけて英国で、ジョン・オーブリーやウィリアム・ステュークリーらの好古家により新たにドルイド教団がつくられた、それをストーンヘンジなどの巨石建造物と関連づけたとの記述がある。1冊すべてドルイドに関する記述。
『二つのケルト』(小辻梅子、山内淳編 世界思想社 2011)
p228-229〈現代のドルイド〉の項に「2010年10月3日、数千年にわたり異端視されてきたドルイド教を、イギリス政府が史上初めて公認したというニュースが報じられた」との記述がある。
↧