『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「彦根市本町2丁目にある浄土宗の寺。弘誓山天白院宗安寺(ぐせいざんてんびゃくいんそうあんじ)と称する。上野国(こうづけのくに)箕輪において、井伊直政の室、東梅(とうばい)院のため成誉典応禅師を開山として建立したが、井伊氏が1600年(慶長5)佐和山に封ぜられたとき、ともに移転した。さらに、彦根城築城のさい、現在地にうつしたもので、東梅院の父母の法名の一字ずつをとって宗安寺と命名したという。以後井伊家内室の菩提寺としてつづいた。(中略)将軍のかわるごとに朝鮮より祝賀の使節一行数十名が来朝したおり高官の彦根宿泊はこの寺にきめられていた。また墓所には大坂夏の陣で戦死した木村長門守重成(ながとのかみしげなり)の首塚がある。(久保田弥一郎)」とあります。
参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.449,
参考資料:
2 図説近江古寺紀行 木村至宏∥著 河出書房新社 1995年 5-1800- 95,
参考資料:
3 近江・若狭・越前寺院神社大事典 平凡社∥編集 平凡社 1997年 S-1600- 97 p.285-286,
参考資料:
4 日本名刹大事典 圭室文雄∥編 雄山閣出版 1992年 R-1859-タ,
参考資料:
5 日本社寺大観 寺院篇 藤本 弘三郎∥編 名著刊行会 1970年 R-1859-フ,
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