『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「長浜市宮司町にある。寺伝によれば、天平年中(729~749)諸国に国分寺がたてられたとき、近江の国分寺の最初の試地で、行基菩薩がが開山したとつたえられ、1430年(永享2)実済法印が再興し、1433年(永享5)後花園天皇の勅願所として惣持院の号をたまわった。真言宗豊山派の古刹である。寺宝の愛染(あいぜん)明王図と聖観音(しょうかんのん)立像は藤原初期の作としてともに重要文化財であり、由緒ある仏像仏画や経巻、古文書などが数多くのこされ、歴世の湖北の武将の崇敬庇護があつかったことが古文書によりよくわかる。表門は室町時代の建築様式をよくのこし、近年修理復元されて美観を呈している。また牡丹の寺としても有名。寺内の幾百株の花盛りは遠来の客の足がたえない。(中嶋喜平)」とあります。
参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.450-451,
参考資料:
2 近江路の古寺を歩く 大石真人∥著 山と渓谷社 1997年 S-1800- 97,
参考資料:
3 社寺要覧 三宅辨造∥編 滋賀県 1923年 S-1600- 23,
参考資料:
4 全国寺院大鑑 下巻 全国寺院大鑑編纂委員会∥編集 法蔵館 1991年 R-1850-セ,
参考資料:
5 日本名刹大事典 圭室文雄∥編 雄山閣出版 1992年 R-1859-タ,
参考資料:
6 日本社寺大観 寺院篇 藤本 弘三郎∥編 名著刊行会 1970年 R-1859-フ,
↧