『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「愛知郡愛知川町大字愛知川にある真宗大谷派の寺。はじめ大国寺といいい、寺伝によると宝亀年間(770~781)に、僧知徳が大日如来を本尊として、豊満(とよみつ)神社の東方に創建した。786年(延暦5)に秦豊満が再建し、豊満神社の別当寺として豊満寺とあらためた。1212年(建暦2)親鸞の入寺して、住持慈全を弟子とし、真宗に転じ、1372年(応安5)宝満寺とあらためたといわれる。現在地に寺がうつされた年代は不明である。明治期以前は、中本山として27カ寺(うち2寺は境内塔頭(たっちゅう))の末寺をもった。檀徒数も多く、1872年(明治5)の数は1264軒をかぞえている。境内には、親鸞お手植とつたえる梅がある。(後略)」とあります。(浅井喜美)」とあります。なお、愛知郡愛知川町大字愛知川は現在愛荘町愛知川になっています。
参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.673,
参考資料:
2 図説近江古寺紀行 木村至宏∥著 河出書房新社 1995年 5-1800- 95,
参考資料:
3 全国寺院大鑑 下巻 全国寺院大鑑編纂委員会∥編集 法蔵館 1991年 R-1850-セ,
参考資料:
4 日本名刹大事典 圭室文雄∥編 雄山閣出版 1992年 R-1859-タ,
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