『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「大津市丸の内町にある。山号は梅香山。江戸時代は浄土宗の智恩院の末寺であったが、現在は単立寺院。1602年(慶長7)本多康俊が、実父酒井忠次の追福のため、源蓮社洪誉(げんれんしゃこうよ)を開基として、三河国西尾(愛知県西尾市)城下に建立したもの。寺名は、忠次の諡(おくりな)の先求院縁心公にちなむ。1617年(元和3)本多康俊の膳所移封にともない、寺もまたうつってきたという。康俊は1621年(元和7)2月没し、後を継いだ長男俊次は同8月三河国西尾に転封されるが、1651年(慶安4)4月伊勢国亀山(三重県亀山市)から膳所城に再封されて、以後、膳所城主は本多氏の世襲となり、同寺は城主本田氏の菩提寺となった。なお同寺には本多氏歴代の墓とともに、初代膳所城主戸田一西(かずあき)の墓もある。(立川 洋)」とあります。
参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.75-76,
参考資料:
2 全国寺院大鑑 下巻 全国寺院大鑑編纂委員会∥編集 法蔵館 1991年 R-1850-セ,
参考資料:
3 日本名刹大事典 圭室文雄∥編 雄山閣出版 1992年 R-1859-タ,
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