『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「高島郡朽木村大字雲洞谷(うどだに)字上村(かみむら)にあり、曹洞宗興聖寺末で、白雲山洞照寺と称する。本尊は延命地蔵尊。1431年(永享3)12月と1461年(寛正2)11月の売券(ばいけん)に洞照寺の名がでている。大字野尻には洞照谷、洞照山の地名があり、あるいはこの寺はもと野尻にあったものか。素雪が1663年(寛文3)に開創した。このとき天台宗から曹洞宗へ改宗している。本堂脇に安置されていた木造阿弥陀如来坐像は1909年(明治42)に国宝に編入され、現在は重要文化財である。(後略)(河原喜久男)」とあります。なお、高島郡朽木村大字雲洞谷字上村は現在高島市朽木雲洞谷に、野尻も同市朽木野尻になっています。
参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.513,
参考資料:
2 近江・若狭 小学館 1991年 S-1800- 91,
参考資料:
3 日本社寺大観 寺院篇 藤本 弘三郎∥編 名著刊行会 1970年 R-1859-フ,
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