『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「大津市西の庄にある。天智天皇が近江国志賀郷に建立。開基は尊信大法師。当初三論宗護国山一乗院円明寺と号する。701年(大宝元)大友皇子の子とつたえる大友与太王が当寺に帰依し、弥陀尊像1体をみずから彫刻。832年(天長9)大友皇子の御陵守護のため粟津大木の森西にうつし、栗陵山一乗院志賀寺と改称。のち大友皇子、天智天皇の尊碑を安置するという。さらに1198年(建久9)鎌倉幕府より粟津庄内に方域60間余、寺領100石をたまわり一乗院下屋敷と号し、正和年中(1312~17)真宗仏光寺派に改宗し、ついで延元年中(1336~40)に法伝寺と改号した。(後略)(樋爪 修)」とあります。
参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 5-0300- 84 p.672-673,
参考資料:
2 日本名刹大事典 圭室文雄∥編 雄山閣出版 1992年 R-1859-タ,
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