『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「坂田郡山東町清滝にあり、孝元天皇、崇神(すじん)天皇、武内宿禰(たけのうちすくね)を祭神としている。創祀は1138年(保延4)、1876年(明治9)村社となる。1909年(明治42)区内の日枝、北野、御鍬(おくわ)の3社を合併した。当社の所在地柏原荘は醍醐三宝院(だいごさんぽういん)の寺領であるから当地も三宝院に準じ清滝宮(きよたきのみや)をまつったようである。後深草天皇のとき(1246~58)大旱魃(かんばつ)があり、このとき醍醐寺の座主憲深(けんしん)が供僧20人をひきいて八大竜王(りゅうおう)に降雨をいのったという記録がある。京極氏が当地方の領主になった後もあつく崇敬、土地の寄付、神殿の奉建などを行っている。境内は広く1690㎡あり例祭日は4月3日。社宝に紙本由緒書1巻大政官牒(だじょうかんちょう)(1253年のもの)、そのほか鰐口(応永21年)などがのこされている。(籔田藤太郎)」とあります。なお、坂田郡山東町清滝は現在米原市清滝になっています。
参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.211,
参考資料:
2 滋賀県神社誌 滋賀県神社庁∥編 滋賀県神社誌編纂委員会 1987年 S-1700- 87 p.430,
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