『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「蒲生郡安土町東老蘇に所在。祭神は天津児屋根命(あまつこやねのみこと)。『延喜式』神名帳の蒲生郡11座にかぞえられ、767年(神護景雲元)神封1戸を奉ぜられ(『新抄格勅符』)、851年(仁寿元)正月には正六位上に昇叙された。境内は森厳とした老蘇森(おいそのもり)で、古くは西老蘇にまたがる広大な森であったと考えられ、東山道(中山道)を往来する旅人がこの森について詠じた詩歌は数多く、1949年(昭和24)国の史跡に指定された。また、『社記』によれば1865年(慶応元)越前福井の前城主松平春獄が同家に旧縁があるとして参拝した記録がある。本殿は三間社流造(さんげんしゃながれづくり)、桧皮葺(ひわだぶき)(桃山)で重要文化財に指定されている。(森山宣昭)」とあります。なお、蒲生郡安土町東老蘇は現在近江八幡市安土町東老蘇になっています。
参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.84,
参考資料:
2 近江・若狭・越前寺院神社大事典 平凡社∥編集 平凡社 1997年 S-1600- 97 p.98-99,
参考資料:
3 湖国百選 社寺 滋賀総合研究所∥編集 滋賀県 1993年 S-1600- 93 p.53,
参考資料:
4 式内社調査報告 12 式内社研究会∥編 皇学館大学出版部 1981年 S-1700- 81,
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5 式内社の研究 第7巻 志賀剛∥著 雄山閣 1984年 S-1700- 84,
参考資料:
6 滋賀県神社誌 滋賀県神社庁∥編 滋賀県神社誌編纂委員会 1987年 S-1700- 87 p.308-309,
参考資料:
7 日本社寺大観 神社篇 藤本 弘三郎∥編 名著刊行会 1970年 R-1759-フ,
参考資料:
8 全国神社名鑑 下 三浦譲∥編 全国神社名鑑刊行会史学センタ- 1977年 RB-1703-ミ,
参考資料:
9 神社名鑑 神社本庁調査部 神社本庁 1963年 R-1759-シ,
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