『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「伊香郡西浅井町集福寺(しゅうふくじ)、塩津港より北陸にいたる街道より古代余呉庄にこえるところの集落にある。塩津神社の下社。主祭神は塩土老翁。899年(昌泰2)に天台僧大法深が社僧となり、吉祥山集福寺法深坊と称した。933年(承平3)朱雀天皇のとき天顔を拝し祈?厳修し、下塩津5ヵ村と境内地7町歩をたまわる。延喜式内社。1439年(永享11)後花園天皇祈願勅定。従五位下をたまう。地頭熊谷氏が崇敬し、街道をとおる武人、文人の参拝が多くあった。(中略)神紋は十六菊花。宝筐塔(ほうきょうとう)、古文書をのこしている。(後略)(今井清右江門)」とあります。なお、伊香郡西浅井町集福寺は現在長浜市西浅井町集福寺になっています。
参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.375,
参考資料:
2 式内社調査報告 12 式内社研究会∥編 皇学館大学出版部 1981年 S-1700- 81,
参考資料:
3 近江・若狭・越前寺院神社大事典 平凡社∥編集 平凡社 1997年 S-1600- 97 p.214,
参考資料:
4 滋賀県神社誌 滋賀県神社庁∥編 滋賀県神社誌編纂委員会 1987年 S-1700- 87 p.565,
参考資料:
5 式内社の研究 第7巻 志賀剛∥著 雄山閣 1984年 S-1700- 84,
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