『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「甲賀郡甲南町新治の集落の山手にある。表門は重要文化財、屋根は茅(かや)葺きである。先年、解体修理が行われ、もとは二重の楼門形式で計画建立予定であったが、工事の途中で変更、現状のものがたてられたことが判明した。文明17年(1485)の墨書がみつかり、室町中期前半の神社建築。計画変更で建立されたとはいえ、柱の礎盤が木製、斗?(ときょう)、蟇股などに室町様式をしめし、とくに蟇股の内部彫刻は牡丹唐草や桐に鳳凰(ほうおう)をあしらう、絵画的なものである。(池内順一郎)」とあります。なお、甲賀郡甲南町新治は現在甲賀市甲南町新治になっています。
参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.408,
参考資料:
2 近江・若狭・越前寺院神社大事典 平凡社∥編集 平凡社 1997年 S-1600- 97 p.253,
参考資料:
3 滋賀県神社誌 滋賀県神社庁∥編 滋賀県神社誌編纂委員会 1987年 S-1700- 87 p.292-293,
参考資料:
4 神社名鑑 神社本庁調査部 神社本庁 1963年 R-1759-シ,
参考資料:
5 全国神社名鑑 下 三浦譲∥編 全国神社名鑑刊行会史学センタ- 1977年 RB-1703-ミ,
参考資料:
6 日本社寺大観 神社篇 藤本 弘三郎∥編 名著刊行会 1970年 R-1759-フ,
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