『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「彦根市馬場(ばんば)1丁目に所在する真言宗豊山派(ぶざんは)の寺。山号は金亀山(こんきざん)。由緒については不詳とされている。彦根城築城以前は彦根山の西の峰にあったという。(中略)『扶桑略記』に「彦根寺験記」なるものがある。信頼性に疑問はあるが、霊験いちじるしい承暦3年(1079)のことが記されており、1089年(寛治3)には白河上皇ほか多くの貴顕が参拝した記事がある。(中略)北野寺は現在総寺域900坪、本堂4間四面にて本尊は木彫正観音像である。右側に行者堂の小祠が1棟あり1949年(昭和24)の調査のさい行者像台座内部に応永17年(1410)の墨書銘があり彦根寺の文字も発見できた(行者堂は1982年に彦根市文化財に指定)。(後略)(久保田弥一郎)」とあります。
参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.194,
参考資料:
2 近江・若狭・越前寺院神社大事典 平凡社∥編集 平凡社 1997年 S-1600- 97 p.154-155,
参考資料:
3 近江西国三十三所観音巡礼 近江西国観音霊場会∥編 冨永航平∥著 朱鷺書房 2001年 5-1800- 01,
参考資料:
4 図説近江古寺紀行 木村至宏∥著 河出書房新社 1995年 5-1800- 95,
参考資料:
5 日本名刹大事典 圭室文雄∥編 雄山閣出版 1992年 R-1859-タ,
参考資料:
6 全国寺院大鑑 下巻 全国寺院大鑑編纂委員会∥編集 法蔵館 1991年 R-1850-セ,
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